できること
- UVMirror はジオメトリに一切触れず、UV 配列だけを書き換えます。メッシュ単位での「半分削除 → ミラー → マージ」では頂点番号が変わってしまい、関連する機能にも波及しますが、本ツールではそれを無傷で実行できます。
- メッシュ全体でも、選択したコンポーネントだけの部分ミラーでも。選択時は選択が属する UV アイランド単位で処理され、左右どちら側を選んでも同じ結果になります。UV エディタで UV を選んでおくと、対象の島が一意に決まります。
- UV モードは2種類。「広げる」(既定)で左右を別領域に描き分け、「重ねる」で左右 1 枚のテクスチャを共有。広げる基準は中央 / その場 / 選択基準の3種類で、「その場でミラー」なら、もう片方の島がある場所へそのまま収められます。U オフセット 1.0 で隣の UDIM タイルへの振り分けもできます。
- どちらのモードでも、コピー先のシーム(UV の切れ目)はコピー元と自動で一致します(中央の溶接は常に維持)。シームの不一致による面の引き伸ばしや不要な分割は起こりません。
- 左右対応はバインドポーズの座標から取るため、ポーズ中やブレンドシェイプ変形中でも正しくミラーできます。対応が取れなかった箇所は診断リストに列挙され、「Maya で選択」でそのまま確認できます。
実際の操作
動作環境
| 対応ソフト | Autodesk Maya 2020 〜 2026(Windows)/ PySide2・PySide6 両対応(自動判別) |
| 追加インストール | 不要。外部ライブラリに依存しません。 |
| 配布物 | zip 1ファイル(ドラッグ&ドロップインストーラ同梱) |
入れかた
Maya を起動し、zip を展開したフォルダの install_MYS_UVMirror.py をビューポートへドラッグ&ドロップするだけです。ファイルのコピーとシェルフボタンの作成まで自動で行われ、再起動なしでそのまま使えます。
手動でインストールする場合の手順は、同梱の README.txt にまとめてあります。アンインストールはコピーされたファイルとシェルフボタンを削除するだけです。
承知しておきたいこと
- 履歴のあるメッシュへは履歴経由で書き込むため Ctrl+Z でそのまま戻せます。履歴のないメッシュのみ API 直接書き込みとなり、その場合はツール内の「元に戻す」ボタンで実行前の UV に復元してください(自動でバックアップされています)。
- シームを切り直した実行は、「元に戻す」ボタンではなく Ctrl+Z で戻してください(実行後にツールが案内します)。シームの一致処理はカレント UV セットにのみ適用されます。
- 左右対応は頂点の位置から取ります。左右の位置ずれが大きいモデルでは「位置許容誤差」を調整してください。対応が取れなかった箇所は診断リストに表示されます。
更新履歴
| v2.1.2(2026-08-26) | ミラー時にコピー先のシーム(UVの切れ目)をコピー元と自動で一致させるように(中央の溶接は維持)。シーム不一致による面の引き伸ばし・不要な分割が解消。UVモードの並びを [ 広げる / 重ねる ] に変更し「広げる」を既定に |
| v1.9.0(2026-08-18) | 警告のモーダルダイアログを廃止し、ステータスバー+診断リストへの通知に変更(作業の手を止めない)。UVモードのボタンを色分け(重ねる=緑 / 広げる=橙) |
| v1.8.0(2026-08-11) | 「広げる」(旧: U 軸で反転)の基準を3種類に拡張(中央 / その場 / 選択基準)。「選択コンポーネント」処理をUVアイランド単位に変更。UI文言を全体的に見直し |
| v1.0.0(2026-08-10) | 初回公開 |
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